SNS運用代行とは、企業のSNSアカウントを代わりに運用するサービスのことです。代行できる業務は、各種SNSへの投稿、ターゲットの属性や反応の分析、コメントの監視や返信、運用する上でのプラン設計など多岐に渡ります。SNSの利用率増加に伴い、SNSは情報収集ツールとしての存在感を増しています。また、SNSには質の高いクリエイティブやインパクトのある文章、フォロワーとのコミュニケーションによって購買意欲を向上させやすいという特徴があり、効果的なマーケティング施策として今では多くの企業がSNS運用代行会社を利用しています。
代行会社に任せることでSNS運用に社内のリソースを割く必要がないため、コア業務に専念しながらSNSで集客を図れます。また、代行会社はこれまでにいくつもの企業のSNS運用を代行してきた実績があるため、速いスピードで大きな成果を出しやすいというメリットもあります。現状の課題をヒアリングし、アカウントの開設からサポートしてもらえるため、初めてSNSマーケティングに取り組む場合でも安心です。
SNS運用代行会社は以下のような業務を代行します。
なぜSNS運用を実施したいのか、背景や課題をヒアリングしてくれます。SNS運用の目的、ゴールを明確にすることで、効果的な媒体や、設定すべきターゲット像が見えてくるため、事前の競合調査や市場調査がスムーズになります。また、今後のスケジュールや代行会社が対応する業務範囲の確認なども重要な部分となるため、代行会社に丸投げせずに双方でしっかりとコミュニケーションをとりましょう。
どんなスケジュールでどんな内容のコンテンツを発信していくのかといった企画案をもとに、テキスト、画像、動画などのコンテンツを作成し、投稿してくれます。予算やリソースの状況に合わせて、クリエイティブの作成から投稿まですべて代行会社に依頼する方法や、大体のテキストや画像は自社で作成し、修正と投稿は代行してもらうなど、様々な進め方が可能です。また、自社である程度用意する場合は、内容が法律に違反していないかチェックしてもらうこともできるため安心です。
コンテンツの投稿後、送られてきたコメントに返信したり、いいねをつける業務を代行してもらえます。投稿しっぱなしで、反応してくれたユーザーに対して何の対応もしなければ信頼関係は築かれず、企業に不信感を抱かれる可能性もあります。どんな内容の返信を行うのか、どんなコメントにはいいねをつけるのかといった基準を事前に代行会社と決めておくことで後のトラブルを防ぐことができます。
投稿したコンテンツにどれだけの効果があったのかを分析し、レポートにまとめてもらうことが可能です。ユーザーの属性、リーチ数、いいね数、フォロワー数の推移などをデータとして共有してもらえます。アクセス数やコンバージョン率、どの投稿の反応率が良かったのかなども計測してもらえ、目標の達成率も確認できます。定期的にミーティングを開催し、報告の場を設けることで今後のコンテンツ作成の改善を図ります。
SNS運用を任されている担当者は、SNS運用だけでなく他の業務と兼任している場合が多いです。しかし、SNS運用ではどんなコンテンツを発信すればいいのかリサーチをしたり、クリエイティブを制作したり、投稿へのコメントにはその都度返信したり、効果測定をしたりとやるべき業務が多いため、担当者への負担も相当なものになります。代行を利用することでSNS運用にかかる工数をすべて社内のコア業務にあてることができ、会社の利益向上が期待できます。
SNS運用を自社で一から行うとなると、データがないためひとつずつ試していくほかなく、成果が出るまでにかなりの時間がかかってしまうでしょう。一方、SNS運用代行会社はこれまでに多くの企業のSNS運用を代行してきた実績があり、成功・失敗事例に基づいたノウハウを豊富に持っています。いわば、SNS運用のプロフェッショナルです。従って、自社の業界や状況にはどのSNSを選び、どんな施策を行えばよいのか適切な判断が可能になり、スピーディーな成果創出が叶います。
SNS運用においてコンテンツの継続的な投稿は必須ですが、他の業務と兼任しているとどうしても更新が滞ってしまうこともあるかと思います。そこで、SNS運用代行を利用することで継続的な投稿が可能になります。また、頻繁に更新できていたとしてもクリエイティブの質が低ければ意図する効果は期待できません。SNS運用代行会社は効果が出やすいデザインや運用方法を熟知しているため、常に質の高いコンテンツを投稿できるようになり、ユーザーのエンゲージメント獲得にもつながります。
SNSは不特定多数のユーザーに閲覧されることになるため、不適切な発言をした場合はものすごいスピードで炎上してしまう可能性があります。一度炎上してしまうと落ち着くまでに時間がかかり、会社への信頼も一気に失います。悪質なコメントもそのままにしていればイメージダウンは進んでいく一方です。SNS運用代行会社では、ステマやマーケティングに関する法律の知識もあるため、発信する内容が不適切なものでないかを事前にチェックしてもらうことができ、炎上を回避できます。また、SNSアカウントの動向を常に監視してくれるため、トラブルが起きた際に迅速に対応してもらえます。
SNS運用代行と言っても、すべての会社が一括で対応しているわけではありません。戦略や企画の提案だけを行っている会社もあれば、コンテンツの作成や投稿だけを行っている会社もあります。まずは自社が希望するサービスにしっかりと対応しているかを必ず確認しましょう。また、一括で対応していても代行会社によって得意分野は異なります。当然、実績が豊富なほうが成果獲得の確実性は高まります。自社の業界と運用したいSNS媒体での運用を得意としている代行会社に依頼しましょう。
各SNSには利用規約があり、きちんと守ったうえで運用を行わなければなりません。しかし、大きな効果を出そうとするあまり違反したやり方を行う代行会社もあります。アカウントが凍結してしまうこともあるため、どんな方法で運用を進めていくのかを明確に説明してくれる代行会社を選びましょう。料金についても複数の代行会社に見積もりを依頼するかと思いますが、どんな業務にいくらかかるのかが明確に提示してあり、無駄なオプションが含まれていないか、相場よりも高額になっていないかを確認することが重要です。
自社が代行してほしい業務に対応している会社を選ぶことは必須ですが、SNS運用以外のサービスにも幅広く対応してもらえる代行会社であるかどうかも確認しておきましょう。特定のSNS運用を行っていても、他のSNS媒体やWeb広告に取り組む動きが出てくる場合もあります。様々なサービスに対応している代行会社であれば、自社に最適な集客手法を見極めてもらえ、広い視野で総合的にサポートしてもらえます。集客方法ごとに違う代行会社に依頼すればそれだけコストもかさむため、今後の展開を見据えたうえでWebマーケティング全般に精通している代行会社を選ぶことをおすすめします。
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