SNSマーケティングとは、SNSを活用したマーケティング手法です。SNS広告、SNSアカウント運用、インフルエンサーマーケティングなどを通して、商品・サービスの認知度向上や販売促進を働きかける一連の取り組みのことです。無料で施策できるなどコストが抑えられ、SNSの強みである拡散力により多くのユーザーをターゲットにサービスや商品購入までの導線を構築できます。近年では購買に至るまでにUGCが重視されており、SNSはUGCを生み出しやすいコンテンツの場でもあります。私たちは、クライアントの要望に寄り添いながらSNSマーケティングにおける最適な戦略・プランをご提案いたします。
Facebook広告 | Instagram広告 | LINE広告 | Twitter広告 | TikTok広告 | Pinterest広告 | |
---|---|---|---|---|---|---|
アクティブユーザー数 | 2,600万人 | 3,300万人 | 9,200万人 | 4,500万人 | 1,700万人 | 870万人 |
年齢層 | 20〜40代 | 10〜30代 | 10〜60代 | 20〜40代 | 10〜20代 | 20〜40代 |
男女別 利用率 | 男性32.4% 女性31.4% | 男性35.3% 女性49.4% | 男性88.0% 女性92.7% | 男性42.7% 女性41.8% | 男性15.3% 女性19.4% | 男女比 男性46% 女性54% |
拡散性 | ★ | ★ | ★ | ★★★ | ★★★ | ★ |
配信面の種類 | ★★★ | ★★ | ★★★ | ★ | ★ | ★ |
ターゲティング精度 | ★★★ | ★★ | ★★★ | ★ | ★ | ★ |
費用対効果 | ★★★ | ★★ | ★★ | ★ | ★ | ★ |
広告の特性 | ターゲティング精度が高い | ビジュアルによる訴求 | 配信できる利用者の幅 | 二次拡散力が強い | 拡散力が強い | ビジュアル検索 |
Facebook広告とは、Facebook上のタイムラインやフィードに配信することができるSNS広告のことです。Facebookの他にも、InstagramやMessenger、Audience NetworkといったMeta社(旧Facebook社)が運営する様々な媒体で広告配信が可能です。Facebookは基本的に実名制で顔写真の登録が必要なため、ビジネスとして使うユーザーが多いです。実際、日本国内においては30~50代のビジネス層の利用率が高く、ビジネス用のSNSとして利用するユーザーをターゲットとした広告が媒体の特性にマッチしています。
自社サイトのユーザーとFacebookユーザーのマッチングを図ったり、既存顧客と似た属性のユーザーに向けて広告を配信するなど、Facebookならではの詳細なユーザーデータに基づいた最適なアプローチによって認知度や売り上げの向上が期待できます。また、Facebookは企業用のページを開設でき、複数人で管理が可能なため、SNSマーケティングを行う上で大きなメリットと言えるでしょう。
Facebook広告の最大の特徴は、他のSNS広告に比べてターゲティング精度が高い点です。実名で登録を行うだけではなく、生年月日や居住地域、勤務先や趣味までも登録することができるため、商品やサービスを訴求したいターゲットユーザーに向けてピンポイントで広告を配信できる点が強みです。
Facebookは他のサイトやアプリとのログイン連携が充実しているため、Facebookアカウントでのログインを使用すれば、異なるデバイスを経由した場合でもユーザーの行動履歴を正確に把握することができます。ユーザーの行動履歴分析には人ベースでのマーケティングが重要であるため、それを実現するFacebookは非常に効果的なSNS広告媒体と言えます。
Facebook広告では、事前に広告を配信する目的を明確にしておくことが重要です。目的によってターゲットやフェーズ設定も変わるため、広告を配信することで誰にどんなアクションをしてほしいのかをしっかりと定義することでFacebook広告は最大限の効果を発揮します。
Facebook広告では、ひとつのターゲットに限定して配信するよりも複数設定して並行配信することで、より短期間で効果が出やすいです。しかし、Facebookの仕様上、似たターゲットを設定してしまうと自社の広告同士が競合してしまうため、ターゲットを複数設定する際はユーザーの属性が重複しないように注意が必要です。
Instagram広告(インスタグラム広告)とは、インスタグラムのフィードやストーリーズ、発見タブに画像や動画で掲載される広告です。ユーザーがフォローしているアカウントの投稿の間に挿入されるため、自然に閲覧してもらえます。インスタグラムは写真や動画の投稿や閲覧に特化しており、「インスタ」の愛称で親しまれている人気SNSです。10~20代の利用率が高いため、若年層をターゲットにした商品やサービスを扱う企業は特にインスタ広告との相性が良く、SNSマーケティングによって高い効果を得られるでしょう。
インスタにアップされる写真や動画はクリエイティブ性の高いものが多く、インスタ広告ではいかにユーザーの目をひくクリエイティブを制作できるかがカギとなります。また、インスタ広告にはCTAボタンを設置でき、自社サイトへ遷移させやすいといった特徴もあります。購買や申し込みなどのコンバージョンにつながりやすい施策として多くの企業がインスタ広告運用に取り組んでいます。
インスタ広告は、他のSNS広告と比べて画像や動画投稿がメインとなり、視覚的なアプローチができるという点で特に優れています。テキストよりもわかりやすく魅力を伝えることができ、強烈な印象を残しやすいです。
インスタは世界中で人気の高いSNSであり、海外ユーザーとも気軽に交流できるため、言語を問わずビジュアルでアピールできるインスタ広告は海外ユーザーをターゲットにしたマーケティングにも適しています。
インスタ広告で最も重要なポイントは、画像や動画などのクリエイティブの部分です。印象に残らない、質の低いクリエイティブは他のインスタ広告や投稿に埋もれてしまいます。トレンドを意識した色やフォントを使用する、最もインパクトのある場面をファーストビューにもってくるなど、ユーザーの興味を一瞬で引きつける工夫が必要です。
インスタ広告では、よりコンバージョンにつながりそうなターゲットに絞った配信が重要です。しかし、絞り込みすぎてしまうと広告の配信数自体が少なくなり、クリック率が低下します。最初は広めに設定してリーチを獲得することでデータが蓄積され、ターゲティング精度も向上していきます。
LINE広告(旧LINE Ads Platform)とは、LINE上のタイムラインやLINE NEWSに広告を配信することができる運用型広告です。LINEは日本国内で最も使用率の高いSNSであり、日本国内におけるMAU(月間アクティブユーザー数)は9,300万人と私たちの生活には欠かすことのできないアプリとなっています。近年では連絡手段として主にLINEを利用している人が多く、連絡先を交換する際もメールアドレスではなくLINEのIDを交換することが多いのではないでしょうか。
他のSNS広告に比べて圧倒的なリーチ力を持つLINE広告は、適切にターゲティングすることで最大限の効果を発揮するでしょう。掲載先の指定はできませんが、外部のアプリにも広告配信ができるため、より幅広いユーザーにアプローチできます。また、LINE公式アカウントと併用することで、より精度の高いターゲティングが可能です。LINE公式アカウントの基本機能は無料で利用することができるため、自社でアカウントを持つ企業も増えてきています。
SNS利用者の中でLINEの利用率は80%を超えており、その圧倒的な普及率と高いアクティブ率によって、他のSNS媒体ではリーチできないユーザー層を獲得することができます。ユーザーの性別や年代にはあまり偏りがないため、幅広い層をターゲットにできる点も特徴です。
LINE広告は、主にトークリストやLINE NEWS、LINE VOOMに配信されますが、その他にも豊富な配信先があり、様々な場面でユーザーにリーチすることが可能です。LINE内部のアプリだけでなく、外部のアプリと連携したLINE広告ネットワークによってLINE以外の幅広いジャンルのアプリにも配信することができます。
クリエイティブは複数のフォーマットで用意しておくことが推奨されています。静止画だけでなく、動画やカルーセルでも作成し、どんなタイトル、ディスクリプション、訴求ポイントをアピールすれば高い効果を得られるのかを検証し、改善していくことが重要です。
LINE公式アカウントを開設すると、興味をもったユーザーと友だちになり、直接コミュニケーションをとることが可能です。すでに自社に興味を持ってくれているユーザーであるため、コンバージョンにつながりやすく、エンゲージメントの向上も期待できます。
Twitter広告とは、Twitterのタイムラインや検索結果に表示される広告です。TwitterはLINEに次いで多くの利用者数を誇るSNSであり、世界中で「今」起こっている出来事や情報をリアルタイムで得ることができます。また、Twitterはツイートと呼ばれる文章の投稿や閲覧の他にも、商品やサービスの情報源として利用されることが多く、情報の入れ替えも頻繁にあるため、流行に敏感な若年層の利用率が高いです。
Twitter広告は、お気に入りの広告にいいねをしたり、リツイートしてフォロワーに共有することができ、拡散性が高いことが特徴です。さらに、二次拡散された広告には費用が発生しないため、拡散されるほど広告単価を抑えながら多くのユーザーにアプローチできる点がTwitter広告のメリットと言えます。リアルタイムの情報が重要になるTwitterならではの広告フォーマットもあり、上手に活用できれば爆発的な拡散も期待できます。多くの二次拡散を狙うのであれば「共感性」「関連性」「鮮度」の3つを兼ね備えたクリエイティブ作成を心がけましょう。
Twitter広告は二次拡散されやすいという特徴があります。また、もとの広告に対して行われたアクションのみ課金され、二次拡散されたツイートへのアクションには課金されません。従ってTwitter広告はコストを抑えながら多くのコンバージョン獲得が期待できるSNS広告と言えます。
Twitterは10~20代のユーザーが多いため、Twitter広告は若年層にリーチしやすいという特徴があります。若年層をターゲットにした商材を扱う企業が認知を拡大させたい場合などは、Twitter広告を活用することで大きな効果を得られる可能性が高くなります。
Twitter広告の運用においては、オーガニックツイートを投稿し、ユーザーと交流を重ねていくことで信頼関係を築くことができ、フォロワー増加や拡散につながります。また、フォロワーの属性も明確化し、より有益で拡散されやすい広告を配信することができます。
ユーザーは何度も同じ広告を見るとしつこいと感じ、Twitter上の広告に対してだけでなく企業へのイメージも低下してしまいます。1人あたりに表示する回数を調整するフリークエンシーキャップ機能を設定することでユーザーが何度も同じ広告を目にすることはなくなり、企業のイメージ低下も防ぐことができます。
TikTok広告とは、TikTokアプリ及びTikTokを運営するByteDance社が提供するプラットフォームに表示される広告です。TikTokは、最短15秒から最長10分のショートムービーを投稿できる動画共有SNSです。世界中の利用者数は10億人を超え、急成長を遂げています。TikTokは10~20代の利用率が高いですが、30代以上の世代の利用率も年々高くなっています。これは、音楽やダンス動画だけでなく、ビジネスの場としてTikTokを活用するユーザーが増えていることに比例して、面白く役に立つ多種多様なジャンルのコンテンツが増えたことが要因のひとつと言えます。
TikTokでは「新しい発見」を求めてアプリを開くユーザーが多く、思いもよらない面白い動画に出会える可能性が高いため、広告をネガティブに捉えるのではなくポジティブに受け入れてもらいやすい傾向にあります。また、TikTok広告は他のSNSにシェアすることもできるため、ユーザーの興味をひくことができれば広く拡散され認知拡大や新規顧客獲得も期待できます。
TikTokユーザーのうち10~20代のユーザーが全体の約半数を占めており、情報感度の高い若年層にリーチしやすいです。また、フルアテンション (全画面表示かつ音声をONにしている状態)で視聴されることが多く、他のSNSプラットフォーム3社と比べても、受動的ではなく主体的に集中して視聴しているユーザーが多いという特徴があります。
TwitterやLINEなどの他のSNS広告に比べ、TikTok広告運用に取り組む企業はまだ少ないです。競合が増えていく前にTikTok広告を活用・検証しながら成功パターンをつくることで、コストパフォーマンスが高まり、競合と差をつけることが可能です。
TikTok広告では9 : 16の縦型の比率でクリエイティブを作成することでユーザーへの訴求力やエンゲージメント率が高くなります。また、テキストやアクションボタンは視認性の高い画面の中央部分に表示されるように構成しましょう。
TikTok広告では、複雑で難しいパフォーマンスや振り付けは避け、多くの人が真似しやすいコンテンツを企画することが重要です。次にトレンドになりそうなものを事前に調査してクリエイティブを用意しましょう。また、TikTok広告はスクロールすることで簡単にスキップできてしまうため、最初の3秒でいかにひきつけ、続きを見たいと思わせられるかがポイントです。
Pinterest(ピンタレスト)広告とは、Pinterestのアプリ上に表示される広告のことです。PinterestはWeb上で興味のある画像や動画を検索・収集・公開できるプラットフォームです。全世界のMAU(月間アクティブユーザー数)は4億人以上にのぼり、国内では20~30代のミレニアル世代やZ世代を中心に利用者数が急上昇しています。Pinterestではユーザーが画像を検索し、インスピレーションやアイデアを得ます。気に入ったコンテンツはピンして実際に行動するときに見返すといった流れで活用されます。
Pinterestは未来のことに関する情報を得るために利用されるため、どのブランドがいいのか、何を買いたいのかといった具体的なことは決めていないユーザーの検索が多く、検討段階にいる潜在層にアプローチできる点が特徴です。Pinterest広告はまだスタートしたばかりのためデータは少ないですが、早く始めれば高い広告効果を見込めます。
Pinterestユーザーは、情報収集・購買意欲が高い傾向にあるため、商品の購入につながりやすい点が特徴です。Pinterestによると、ユーザーの90%が商品購入の意思決定にPinterestを利用しているという結果が出ており、顕在層へのアプローチ効果が非常に高いです。
Pinterestユーザーは、自分の漠然とした興味に関するアイデアがないかを探しています。そのため、ブランドや商品名を指定せず、より広い範囲で情報収集している点が特徴です。ブランドの知名度が低い場合でも、潜在層への認知拡大が期待できます。
Pinterestでは、季節ごとのイベントが重視され、イベントに関連したコンテンツが多く表示されます。ユーザーもイベントに備えてアイデアを得ようとPinterestを利用しているため、イベントと自社の商品を関連させ、その時期のニーズに合った広告を出稿するようにしましょう。
Pinterestはショッピング広告に注力しており、「Shopify」との連携もスタートしました。広告主は価格やサイズなどユーザーがほしい情報を掲載することができ、ユーザーは直接ECサイトに遷移し、商品を購入できます。また、Shopifyに登録した商品はそのままPinterestに投稿でき、効率的にリーチを広げることが可能です。
SNS運用代行とは、企業のSNSアカウントを代わりに運用するサービスのことです。代行できる業務は、各種SNSへの投稿、ターゲットの属性や反応の分析、コメントの監視や返信、運用する上でのプラン設計など多岐に渡ります。SNSの利用率増加に伴い、SNSは情報収集ツールとしての存在感を増しています。また、SNSには質の高いクリエイティブやインパクトのある文章、フォロワーとのコミュニケーションによって購買意欲を向上させやすいという特徴があります。
SNS運用代行を利用すれば、SNSマーケティングのプロにすべて任せることができるため、社内の工数を増やすことなくSNSで集客を図れます。また、代行会社はこれまでにいくつもの企業のSNS運用をサポートしてきた実績があり、蓄積されたノウハウに基づいた施策を行います。従って、自社で試行錯誤するよりも速いスピードで大きな効果を実感しやすいというメリットがあります。
SNS運用には膨大なコストがかかり、担当者の負担も大きいです。代行することでSNS運用に社内のリソースを割く必要がなく、コア業務にあてることができるため、会社の利益向上が期待できます。また、代行会社は各SNSにおける効果が出やすいデザインや運用方法を熟知しているため、質の高いコンテンツを継続して投稿でき、エンゲージメントも高まります。
SNS運用を自社で一から行うとなると、成果が出るまでかなりの時間がかかってしまうでしょう。一方で、代行会社は多くの成功事例に基づくノウハウを豊富に持っています。従って、自社の業界や状況にはどのSNSを選び、どんな施策を行えばよいのか適切な判断をしてもらえ、スピーディーな成果創出が叶います。
SNS運用代行と言っても、会社によってサービス範囲や得意分野は異なります。自社が希望するサービスにしっかりと対応しており、尚且つ自社の業界と運用したいSNS媒体のサポートを得意としている代行会社に依頼しましょう。また、今後の展開を見据えたうえでWebマーケティング全般に精通している代行会社を選ぶことをおすすめします。
各SNSには利用規約がありますが、違反したやり方で代行する会社もあります。どんな方法で運用を進めていくのか、どんな業務にいくらかかるのかが明確で、透明性が確保されている代行会社を選びましょう。無駄なオプションが含まれていないか、相場よりも高額になっていないかを確認することも重要です。
SNS広告は詳細なターゲティングが可能という特徴を持つため、いかに自社との親和性が高く、興味を持ってくれそうなユーザー層を見極めて配信できるかが重要になります。広告代理店は綿密な競合調査・市場調査を行い、最大限の成果を獲得できるターゲティングを行います。ターゲティング範囲は広すぎても狭すぎても意図する成果にはつながらないため、広告代理店がSNS広告の配信を行いながらレポーティングや検証改善を行い、目標や成果に向けての段階を踏まえたアドバイスを行います。
SNSマーケティングを広告代理店に依頼する最大のメリットは、リソース不足を解消しながら費用対効果の高い施策を行えることです。広告代理店は、企画立案からターゲティング、クリエイティブ制作、配信、効果測定まで一括で対応しています。広告代理店に依頼することで工程ごとにわざわざ別の会社を探して契約する手間が省け、情報や流行の移り変わりが激しいSNSの状況を常に把握して最適化してもらえます。また、広告代理店はいくつもの会社のSNS運用を行っており、一度に多くのアカウントでABテストを繰り返しているため、速いペースで勝ちパターンを見つけてもらえます。
また、SNSマーケティングを社内で行うと、自社だけのデータしか参照できず、出た成果に対する適否が曖昧になってしまいます。広告代理店はこれまでのSNSマーケティング代行経験によって膨大な量と質の高いノウハウを保有しています。SNS広告配信を行う際の競合調査にも長けている広告代理店は、競合と比べた際の成果や課題について客観的な目線で改善策を提案してくれます。
ジャリアブログ
福岡の広告代理店ジャリアが、SNSマーケティングに関する情報を発信していきます。