ホームページ制作会社選びの「常識」は本当に正しい?成果につながる選び方

JAREA | 投稿:
ホームページ制作ガイド05

この記事でわかること

  • ホームページ制作会社に相談する前に準備しておきたいこと
  • ホームページ制作会社のタイプと、一般的なチェックポイント
  • 「強みは自社でまとめておく」が、うまくいかない理由
  • 「同業の実績が多い会社」が安心とは限らない理由
  • 求める成果によって変わる、本当に見るべきポイント

ホームページ制作会社の選び方は、すでにいろいろな記事で紹介されています。「実績を見る」「相見積もりを取る」「サポート体制を確認する」。どれも大切なポイントです。

ただ、こうした一般的なポイントをすべて押さえていても、できあがったホームページが成果につながらないことがあります。よく言われる「常識」の中に、見逃しやすい落とし穴があるからです。

そこでこの記事では、前半で一般的によく言われるポイントを整理し、後半では多くの方が見逃しやすいポイントを詳しくお伝えします。すでに基本を押さえている方は、後半から読んでいただいても大丈夫です。

ホームページ制作会社を選ぶ前に、何を準備しておけばいい?

ホームページ制作会社を比べる前に、まず社内で整理しておきたいことがあります。準備ができているかどうかで、制作会社から受け取る提案の質も、比べやすさも変わってきます。

目的とターゲット

何のためにホームページを作るのか、誰に向けて伝えるのか。ここが決まっていると、制作会社も的を絞った提案ができます。完璧に言葉にできていなくても、「いま困っていること」と「来てほしいお客さま」のイメージだけでも共有できると、話が大きく進みやすくなります。

▶ 関連記事:ホームページ制作の前に決めるべき「目的」と「誰に届けるか」

予算と公開時期

予算の上限と、いつまでに公開したいかを決めておきましょう。予算は「出せる金額」だけでなく、「どこまでの成果を求めるか」とあわせて考えておくと、提案の比較がしやすくなります。展示会や新サービスの発表など、公開時期に理由がある場合は、それも伝えておくと安心です。

公開後の運用体制

お知らせの更新やアクセスの確認を、自社で行うのか、制作会社に任せるのか。公開後の体制によって、選ぶべき仕組みや契約内容が変わります。ホームページ制作は公開してからが本番なので、ここは作る前に考えておきたいところです。

参考にしたいサイト

好きなデザインや、わかりやすいと感じたサイトをいくつか挙げておくと、イメージのすり合わせがしやすくなります。ただし、そのまま真似するためではなく、「どこが良いと感じたのか」を伝えるための材料として使うのがおすすめです。

要望を一枚にまとめる

ここまでの内容を、簡単な資料にまとめておくと便利です。いわゆる提案依頼書(RFP)と呼ばれるもので、複数のホームページ制作会社に同じ条件で相談できるため、提案を比べやすくなります。形式にこだわる必要はなく、箇条書きのメモでも十分です。

ホームページ制作会社には、どんなタイプがある?

ひと口にホームページ制作会社といっても、得意なことはさまざまです。大きく分けると、次のようなタイプがあります。

デザインに強い会社

見た目の美しさや、ブランドの世界観を表現することが得意な会社です。商品やサービスの魅力を、ビジュアルで印象的に伝えたい場合に向いています。

システムに強い会社

予約機能や会員機能、データベースとの連携など、複雑な仕組みを作ることが得意な会社です。ホームページに業務の機能を持たせたい場合に頼りになります。

集客・マーケティングに強い会社

検索対策や広告、公開後のデータ分析など、ホームページから成果を生み出すことが得意な会社です。新規のお客さまを増やしたい場合に向いています。

実際には、これらを組み合わせて対応する会社も多くあります。大切なのは、自社の目的とその会社の得意分野が合っているかどうかです。

ホームページ制作会社選びで、よく挙げられるチェックポイント

ホームページ制作会社を比べるときに、一般的によく挙げられるポイントをまとめておきます。

  • 制作実績:自社が目指すものに近い実績があるか
  • 担当者と体制:誰が担当し、どんな体制で進めるのかを説明してもらえるか
  • 見積もりの内訳:作業の範囲や追加費用の条件がはっきりしているか
  • やりとりのしやすさ:返信の早さや、専門用語をかみくだいて説明してくれるか
  • 進め方の明確さ:スケジュールや、修正を依頼できるタイミングを教えてもらえるか
  • 公開後のサポート:保守や更新、相談の窓口があるか

相見積もりを取る場合は、依頼先を3〜5社程度に絞り、同じ条件で依頼するのが一般的です。社数が多すぎると、比べる側の負担が大きくなり、かえって判断が難しくなります。

ここまでは、多くの記事でも紹介されている基本です。でも、これだけで選ぶと、見落としてしまう大切なことがあります。ここからは、よく言われる「常識」の中に隠れた落とし穴を見ていきましょう。

「自社の強みはまとめておく」は、本当に正しい?

ホームページ制作会社選びの準備として、「自社の強みを整理しておきましょう」とよく言われます。考え方としては正しいのですが、実際にやってみると、多くの会社がここでつまずきます。

自社の強みは、近すぎて見えない

社内で強みを書き出してみると、「技術力」「丁寧な対応」「地域密着」といった言葉が並ぶことがほとんどです。どれも本当のことですが、競合も同じことを言っています。本当の強みは、社内では当たり前すぎて、強みだと気づかれていないことが多いのです。

「まとめた強み」を形にするだけでは、差がつかない

社内でまとめた強みをそのまま制作会社に渡すと、制作会社はそれを丁寧に形にしてくれます。でも、もとになる言葉が競合と同じなら、できあがるホームページも競合と同じ顔になってしまいます。見た目がどれだけ整っていても、選ばれる理由は生まれません。

見るべきは「引き出す力」があるかどうか

だからこそ、ホームページ制作会社を選ぶときに見てほしいのは、「まとめた強みを形にしてくれるか」ではなく、「まだ言葉になっていない強みを引き出してくれるか」です。打ち合わせで、こちらが用意した資料の確認だけで終わるのか。それとも、「お客さまはなぜ御社を選んだんですか?」「競合に負けるのはどんなときですか?」と問いを重ねてくるのか。その違いが、できあがるホームページの差になります。

▶ 関連記事:競合と同じようなホームページになっていない?立ち位置から考えるサイトづくり

「同業の実績が多い会社」が安心とは限らない理由

ホームページ制作会社選びのチェックポイントとして、「同じ業界の制作実績があるか」もよく挙げられます。業界のことをわかっている会社なら、話が早くて安心感があります。もちろん、それは大きなメリットです。

業界の「よくある形」に寄りやすい

ただ、同じ業界のサイトを多く手がけている会社ほど、その業界で「うまくいった型」を持っています。それ自体は悪いことではありませんが、型に当てはめて作ると、同じ業界のほかのサイトと似たものになりやすいのです。お客さまが見比べたときに、違いが伝わらないホームページになってしまうおそれがあります。

業界の外からの視点が、違いを生むこともある

反対に、業界の常識にとらわれていない視点だからこそ、社内では当たり前だと思っていた価値に気づけることもあります。業界の慣習で言葉にしてこなかった強みが、外から見ると大きな違いになっていた。そんなことは、決して珍しくありません。

実績は「数」より「考え方」で見る

同業の実績を見るときは、何社作ったかよりも、それぞれのサイトがきちんと違う顔をしているかどうかを見てみてください。同じ業界の実績が、どれも似たような見た目や言葉になっているなら、自社も同じ型に当てはめられるかもしれません。一社ごとに違う立ち位置を表現できているなら、その会社は企業ごとの違いを大切にしていると言えます。

求める成果によって、本当に見るべきポイントは変わる

チェックポイントをすべて満たす会社を探そうとすると、比べる項目が多すぎて、かえって決められなくなります。大切なのは、自社が求める成果に合わせて、重視するポイントを絞ることです。

「信用してもらうこと」が目的なら

会社の姿勢や人柄が伝わるサイトが必要です。見るべきなのは、取材や撮影を通して、その会社らしさを丁寧にすくい取れるかどうか。担当者がどれだけ自社に興味を持って話を聞いてくれるかが判断の基準になります。

「競合の中で選ばれること」が目的なら

立ち位置の設計が欠かせません。見るべきなのは、先ほどお話しした「引き出す力」です。提案書に、自社と競合の違いが具体的に書かれているかどうかを確認してみてください。

「新しいお客さまを生み出し続けること」が目的なら

公開後の運用と改善が成果を左右します。見るべきなのは、データを見ながら改善を提案してくれる体制があるか、ホームページ以外の集客手段もふまえて話ができるかどうかです。

▶ 関連記事:ホームページの「成果」って何?どこまで求めるかで作り方は変わる

▶ 関連記事:ホームページ制作の費用相場|金額の差はどこで生まれる?

まとめ|ホームページ制作会社は「引き出す力」で選ぶ

ホームページ制作会社を選ぶ前には、目的やターゲット、予算や公開後の体制などを整理しておくことが大切です。そのうえで、実績や体制、見積もりの内訳といった基本のポイントを確認していきましょう。

ただし、よく言われる常識にも落とし穴があります。社内でまとめた強みは、競合と同じ言葉になりがちです。同業の実績が多い会社は、業界の型に寄りやすいこともあります。だからこそ見てほしいのは、まだ言葉になっていない自社の価値を引き出してくれるかどうか。そして、求める成果に合わせて、本当に重視すべきポイントを絞ることです。

「うちの強みって、結局なんだろう」と迷ったら、考え方をまとめた資料も参考にしてみてください。問いかけながら一緒に整理するところから、ご相談もお受けしています。

▶ 関連記事:業績を伸ばしたい企業のためのホームページ制作ガイド

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よくある質問

Q:強みを整理しないまま相談してもいいのでしょうか?

A:大丈夫です。整理しきれていない状態で相談し、問いかけを通して一緒に言葉にしていくほうが、本当の強みが見つかりやすいこともあります。「何から話せばいいかわからない」という状態でも、遠慮なく相談してみてください。

Q:地元のホームページ制作会社と、遠方の会社ではどちらがいいですか?

A:対面で打ち合わせしやすい、地域の事情を知っているといった点では、地元の会社に安心感があります。ただ、オンラインでの打ち合わせも一般的になっているので、距離よりも、自社のことをどれだけ深く理解しようとしてくれるかで選ぶのがおすすめです。

Q:一度依頼したホームページ制作会社から、別の会社に変えてもいいですか?

A:もちろん問題ありません。サーバーやドメインの管理者、サイトのデータの扱いなどを事前に確認しておけば、スムーズに引き継ぐことができます。
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株式会社ジャリア福岡本社

プランナーを中心とした企画営業に加え、クリエイティブディレクター、アートディレクターで構成されたクリエイティブチームを内部に有し、社内一貫体制=ワンストップソリューションで広告、マーケティング、ブランディングなどに関する課題をアイデアとデザイン、クリエイティブの力で解決していきます。

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